毎日の記録では、がん種・治療名・コースとday・今日の問題を簡潔に示してから、SOAPを書きます。担当交代時には、治療経過と現在の問題を箇条書きのサマリにまとめます。
SSubjective:主観的情報患者さんの言葉で、訴え・生活への影響・希望
OObjective:客観的情報バイタル、診察、検査とその日時
AAssessment:評価問題、根拠、鑑別、重症度、診断の確実性
SOAPを書くときの基本
- S:主な訴えは患者さんの言葉を「」で引用します。問診内容を要約する場合は引用と区別します。家族・看護師からの情報は、誰から得た情報かを明記します。
- O:診察・検査で確認した所見を記載します。測定値には単位、日時、測定条件を付けます。
- A:S・Oをもとに、病態、原因、重症度、経過、リスクを評価し、その根拠を書きます。診断が確定していない場合は「疑い」と記載します。
- P:Aを踏まえて、これから行う確認、検査、治療、相談、再評価、悪化時の対応を書きます。複数の問題があれば、AとPに同じ問題番号を付けます。
学生の評価・計画案と、担当医が決めた方針や実施済みの処置は区別します。投与可否や処方・指示は担当医が判断します。確認していない項目を「異常なし」「なし」と記載しません。
場面別の記載例
担当患者の状況に合う記載例を選ぶ
以下は架空症例の記載例です。症状・診察・数値・確認済みの方針は、担当患者で実際に確認した内容に置き換えます。学生の評価・計画案と、担当医が決めた方針を区別して記載してください。
担当を引き継ぐ医師に、治療経過と現在の問題を伝える
サマリには治療経過と現在の問題をまとめる
架空症例:切除困難S状結腸癌・多発肝転移。担当交代時のサマリと、投与前のSOAP。
用語の説明:コース・day / CTCAE・ADL / RECIST
① 冒頭に置く腫瘍学的サマリ
- 診断:S状結腸腺癌・多発肝転移。現時点で切除困難。
- 治療目的:腫瘍縮小・病勢制御。
- 治療歴:2026/7/7 mFOLFOX6開始。9/29までに7コース施行。
- 直近の画像所見:9/22 CTで肝病変縮小、新病変なし。
- 現在の問題:手指のしびれがコース間にも持続し、調理に支障。
② 今日のSOAP(学生の評価・計画案)
S
本人:「前の点滴のあとから、両手の指がずっとしびれていて、料理が難しいです。」
「着替えとお風呂は自分でできます。」
「治療は続けたいけれど、これ以上手が使いにくくなるのは心配です。」
O
10/13 C8D1予定。前回投与9/29。9/22 CT:肝病変縮小、新病変なし。本日T 36.7℃、BP 124/72 mmHg、HR 76/分、SpO₂ 98%室内気。手指遠位感覚低下、明らかな筋力低下なし。好中球2,200/μL、Plt 16.4万/μL、Cr 0.72 mg/dL、AST 27、ALT 23 U/L、T-Bil 0.7 mg/dL。
A
#1 手指のしびれ:オキサリプラチン関連の末梢性感覚ニューロパチーを疑う。しびれが持続し、調理に支障があるため、CTCAE v5.0 Grade 2相当。着衣・入浴は自立している。
#2 切除困難S状結腸癌:9/22 CTで肝病変が縮小しており、治療効果が認められる。神経障害が日常生活に支障を来しており、同じ用量で治療を続けた場合には悪化のリスクがある。
P
#1 他の原因の可能性を問診・神経学的診察で評価する。神経障害の程度・持続期間・生活への影響を投与前に指導医へ報告する。施設で採用しているレジメンの減量・休薬基準を確認し、オキサリプラチンの減量・休薬を相談する。
#2 バイタル、診察、採血、他のAE、本人の意向を確認し、治療効果と神経障害の悪化リスクを踏まえて、各薬剤の投与方針を担当医と検討する。
退院時サマリなら、何を追加する?
入院理由、主要診断と根拠、重要な治療と反応、退院時の状態、退院薬の変更理由、結果待ちの検査、次回受診・採血、担当科、悪化時の連絡方法を追加します。単日のSOAPだけでは、入院全体と退院後の対応は伝わりません。
緊急性の高い問題を先に示し、臓器ごとに評価と方針を書く
多臓器irAEでは、臓器ごとにAとPを記載する
架空症例:進行肺腺癌、ペムブロリズマブ単剤C3D9。呼吸苦・下痢・肝酵素上昇を評価する。
用語の説明:コース・day / CTCAE・ICI・irAE / 検査値・ULN
冒頭:ICI治療中に低酸素血症(SpO₂ 90%・室内気)、頻呼吸、下痢、肝酵素上昇を認める。多臓器irAEを疑う。
S
本人:「3日前から息苦しくなりました。」
「便はいつも1日1回ですが、今は水みたいな便が1日6回出ます。漏らしたり、血が出たりはしていません。トイレは自分で行けます。」
「水分も、いつもより飲めていません。」
O
10:00:T 37.6℃、BP 112/68 mmHg、HR 104/分、RR 26/分、SpO₂ 90%(室内気、治療前97%)。肺底部捻髪音、腹部軟・反跳痛なし。CTで両側すりガラス影。
当日AST 130、ALT 168 U/L(ULN各40)、T-Bil 0.9 mg/dL(ULN 1.2)。ALT治療前22 → 現在168(4.2×ULN)。感染検査、酸素需要、腎機能・電解質・PT-INR等は未確認。
A
#1 低酸素血症を伴う肺障害:ICI関連肺臓炎を疑う。ICIの投与歴、症状、CT所見から考える。感染性肺炎、腫瘍進行、心不全、肺塞栓等はまだ除外できていない。肺臓炎のGradeは未確定。低酸素血症と頻呼吸があり、緊急性は高い。
#2 下痢:平常より5回/日増加、排泄自立。CTCAE v5.0の下痢Grade 2相当。免疫関連腸炎を疑うが、感染性腸炎や薬剤性下痢等はまだ除外できていない。飲水減少があり、脱水・電解質異常も懸念される。
#3 肝酵素上昇:治療前ALT正常、現在4.2×ULNのため、CTCAE v5.0のALT増加Grade 2相当。免疫関連肝障害を疑うが、他の薬剤、ウイルス性肝炎、胆道閉塞、肝転移等も鑑別に挙がる。凝固能などは未確認で、肝機能の評価は未完了。
全体評価:複数の臓器に同時期に異常が生じているため、多臓器irAEを疑う。低酸素血症と頻呼吸を伴っており、緊急性の高い状態と考える。
P
直ちに:低酸素血症・頻呼吸を指導医へ直ちに報告し、診察を依頼する。入院の要否についても相談する。担当医の指示で酸素投与・モニタリング等を開始し、ICIの追加投与を見合わせる方針を確認する。
#1:酸素投与後のSpO₂、呼吸数、呼吸苦の変化をこまめに確認する。酸素投与の必要性と生活動作への影響から、肺臓炎のGradeを担当医と確認する。呼吸器科と連携し、感染検査・画像評価等を進め、免疫抑制治療の必要性を相談する。
#2:便回数・性状、摂取量、尿量を確認し、採血・便検査、補液、消化器科への相談を担当医と検討する。血便、増悪する腹痛、腹膜刺激所見などは直ちに報告する。
#3:併用薬・肝炎リスクを確認する。肝臓・胆道の画像評価、PT-INRなどの凝固能、肝酵素の推移を担当医と確認する。黄疸、意識変容、凝固異常等の変化は直ちに報告する。
ICIの再開または中止については、臓器ごとの経過を踏まえて担当医・専門科と検討する。
治療効果と有害事象を踏まえて、今日の投与内容を検討する
治療前には、有害事象の程度と回復状況を確認する
架空症例:切除困難S状結腸癌・多発肝転移。病勢制御目的のmFOLFOX6 C8D1投与前。
用語の説明:コース・day / CTCAE・ADL / ECOG PS / 検査値
S
本人:「指のしびれが、次の点滴の日になっても残っています。買物で小銭を出すのと、料理が難しいです。着替えとお風呂は自分でできます。」
「前の点滴の3日目から5日目は、便が1日3回出ました。いつもは1回で、今は元に戻っています。」
「熱も息切れもありません。食事と水分は、いつもどおり取れています。」
「治療は続けたいですが、手がこれ以上使いにくくなるのは困ります。」
O
10/13 C8D1投与前。T 36.7℃、BP 124/72 mmHg、HR 76/分、SpO₂ 98%室内気。歩行自立、手指遠位感覚低下、明らかな筋力低下なし、PS 1。好中球2,200/μL、Plt 16.4万/μL、Cr 0.72 mg/dL、AST 27、ALT 23 U/L、T-Bil 0.7 mg/dL。Hb・電解質・eGFR等と採用レジメンの投与規準は追加確認。直近CTで肝病変縮小、新病変なし。
A
#1 末梢性感覚ニューロパチー:現在CTCAE v5.0 Grade 2相当。しびれと感覚低下があり、買物・調理のIADLが制限される一方、セルフケアADLは保たれる。経過からオキサリプラチン関連を疑う。次コース開始時まで症状が持続しており、同じ用量で続けると神経障害が悪化するおそれがある。
#2 下痢:前コースD3〜5に便3回/日(平常1回/日)。CTCAE v5.0 Grade 1相当。本日は普段の便回数に戻っている。治療との関連を疑う。
#3 本日の投与評価:画像上は治療効果が認められる。本日確認した採血結果では著明な異常は認めないが、他の採血項目と施設の投与基準は未確認。Grade 2の神経障害が持続し、日常生活に支障があることが、治療継続上の主な問題である。
P
#1:神経障害が続いていることと本人の希望を指導医へ報告する。他の原因の可能性、施設の減量・休薬基準、これまでの投与量と用量変更歴を確認し、オキサリプラチンの減量または休薬を相談する。
#2・#3:Hb・電解質・eGFR等と他の有害事象を確認し、フルオロウラシルなど他の薬剤の継続について担当医と相談する。
次回まで:しびれの持続、生活動作の変化、転倒の有無を確認する。下痢の増加、飲水困難、発熱などがある場合の連絡先と対応を説明し、本人が理解できたか確認する。
安定した日の回診では、症状・所見・方針を簡潔に記載する
短い記録でも、AとPを省かない
架空症例:切除困難大腸癌。mFOLFOX6 C2D2、持続投与中の安定した病棟回診。
用語の説明:コース・day / バイタル・検査値
背景:切除困難大腸癌、mFOLFOX6 C2D2・持続投与中。
S:本人:「吐き気はありません。朝ごはんは全部食べました。熱も下痢も、しびれもありません。」
O:T 36.6℃、BP 118/70 mmHg、HR 72/分、SpO₂ 98%室内気。腹部軟・圧痛なし。ルート発赤・腫脹なし。本日採血なし。
A:本日の問診・診察では、新たな有害事象を疑う症状や投与ルートの異常は認めない。食事摂取は良好で、バイタルも安定。
P:担当医と相談し、予定どおり治療を続ける方針。翌朝、摂取・症状・バイタルを再評価。発熱、呼吸苦、嘔吐・下痢増悪等があれば直ちに担当医へ報告。
カルテで使う略語・評価指標
C1d8=第1コースの8日目。
Cはcycle(コース)、d/Dはday(日)。C1D1は第1コース開始日、C2D1は第2コース開始日です。通常は開始日をday 1と数え、C1d8は7日後を指します。「8回目の投与」ではありません。休薬日も含み、day 8に投与があるかはレジメンによって異なります。延期がある場合は、予定日と実際の投与日を併記します。
記載例:10/13 mFOLFOX6 C8D1予定、前回投与9/29。レジメン=薬剤・用量・投与日・休薬期間を定めた治療計画。mFOLFOX6はフルオロウラシル、ホリナート、オキサリプラチンを組み合わせたレジメンです。
CTCAE:有害事象のGrade(重症度)を評価する
CTCAE=Common Terminology Criteria for Adverse Events(有害事象共通用語規準)。AE(adverse event)は有害事象です。治療との因果関係が確定していなくてもAEとして記録し、原因についての評価は別に書きます。
Gradeは有害事象の重症度を表す
Grade(グレード)は1〜5で表し、数字が大きいほど重症です。「G2」は「Grade 2」の略です。以下は各Gradeの一般的な意味です。
CTCAE v5.0の一般的な定義をもとにした説明。実際の判定には、有害事象ごとの定義を用います。| Grade | 一般的な意味 |
| 1:軽症 | 症状がない、または症状が軽い。診察や検査で異常が見つかっても、治療を必要としない程度。 |
| 2:中等症 | 局所的な治療や非侵襲的な処置を要する、または調理・買物などの動作に支障がある程度。 |
| 3:重症 | 重症、または医学的に重大な状態。入院や入院期間の延長が必要になる、あるいは着替え・入浴など身の回りの動作が制限される程度。直ちに生命を脅かす状態には至っていない。 |
| 4:生命の危険 | 生命を脅かす状態で、緊急の処置を必要とする。 |
| 5:死亡 | その有害事象による死亡。 |
この表だけでGradeを決めず、各項目の定義を確認してください。下痢は普段の便回数から何回増えたか、神経障害は症状と生活動作への影響、肝酵素上昇は基準上限や治療前値からの変化などで判定します。すべての有害事象にGrade 1〜5の定義があるわけではありません。CTCAE v5.0 日本語訳JCOG版:Gradeの定義
調べ方とカルテへの書き方
CTCAEの全項目を暗記する必要はありません。担当患者に必要な項目をHOKUTOなどで調べ、実習先で使っている版の定義に従ってGradeを判定します。カルテにはAE名、最も強かったときのGrade、現在の状態、判定の根拠、考えられる原因、対応を記載します。
HOKUTOでCTCAEを確認(ログインが必要な場合あり) / JCOGのCTCAE資料
このページのGrade例はv5.0です。HOKUTOではv5.0とv6.0を切り替えられるため、実習先で使っている版を確認してください。HOKUTOの版切替の案内
記載例
末梢性感覚ニューロパチー G2(CTCAE v5.0)。両手指のしびれがコース間にも持続し、調理・小銭の扱いに支障。着衣・入浴は自立。オキサリプラチン関連を疑う。
投与可否はGradeだけで決めず、治療効果、臓器機能、本人の希望、施設の投与基準も踏まえて判断します。
ADL=activities of daily living(日常生活動作)。セルフケアADLは着衣・入浴・食事・排泄など、IADL(instrumental ADL:手段的日常生活動作)は調理・買物・金銭管理など。irAE=immune-related adverse event(免疫関連有害事象)、ICI=immune checkpoint inhibitor(免疫チェックポイント阻害薬)。
RECIST:画像で治療効果を判定する
RECIST=Response Evaluation Criteria in Solid Tumours(固形がんの治療効果判定規準)。主に画像上の病変の大きさで効果を評価します。RECIST 1.1では、標的病変の径和、非標的病変、新病変を合わせて全体の判定を行います。
RECIST 1.1の主な用語・条件。下記だけで全体判定を確定せず、画像評価と採用規準を確認します。| 表記 | 意味・主な条件 |
|---|
CR complete response | 完全奏効。全病変の消失等の規準を満たす。リンパ節には短径の規準がある。 |
PR partial response | 部分奏効。標的病変の径和が治療前から30%以上減少し、全体判定では非標的病変の明らかな増悪・新病変がない。 |
SD stable disease | 安定。PRに達する縮小も、PDに該当する増悪もない。 |
PD progressive disease | 進行。標的病変の径和が治療中の最小値から20%以上、かつ5 mm以上増加。または新病変、非標的病変の明らかな増悪等。 |
標的病変は経過を追って測定する病変です。測定した各病変の径の合計を「径和」と呼びます。通常の病変は長径、リンパ節は短径を用います。PRでは治療前の値、PDでは治療中の最小値(nadir)を基準にします。
正式な評価がある場合:9/22 CT:RECIST 1.1 PR(担当医の効果判定)。標的病変径和100 → 68 mm、治療前比−32%。非標的病変の明らかな増悪・新病変なし。
未確認の場合:9/22 CT:肝病変縮小、新病変なし。RECISTの正式判定は未確認。
「少し小さい」をPRに置き換えたり、腫瘍マーカーの低下だけでPRと記載したりしません。RECIST未評価でも、撮影日・比較した画像の日付・具体的な所見を記載できます。RECIST Working Group:RECIST 1.1
ECOG PS:日常の活動から全身状態を評価する
PS=performance status(全身状態・活動性の指標)。ここではECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)の尺度を用います。歩行・仕事・家事・身の回りの動作・日中にベッドや椅子で休む時間を確認します。
| ECOG PS | 活動の目安 |
|---|
| 0 | 発病前と同様に活動でき、制限なし。 |
| 1 | 激しい活動は制限されるが、歩行可能。軽い仕事や家事はできる。 |
| 2 | 歩行・セルフケアは可能だが仕事はできない。起きている時間の50%超をベッドの外で過ごす。 |
| 3 | セルフケアは一部に限られる。起きている時間の50%超をベッドや椅子で過ごす。 |
| 4 | セルフケアができず、終日ベッドや椅子で過ごす。 |
尺度上のPS 5は死亡を表します。ECOG-ACRIN:公式尺度
ECOG PS 1。歩行・身の回りの動作は自立。軽い家事は可能だが、以前の農作業は困難。
PSには、その根拠となる活動状況を添えます。治療前から変化した点も記載します。PSは全体の活動性、CTCAEは個々の有害事象の重症度を評価するもので、別々に判定します。
採血・酸素化・症状の程度:数値と測定条件を記載する
| 項目・略語 | カルテでの扱い |
|---|
ANC absolute neutrophil count | 好中球数。単位は/μL。総白血球数(WBC)と取り違えず、投与基準との照合に用いる。 |
| Hb/Plt | ヘモグロビン/血小板数。検査日と単位を記載し、採血値が施設の投与基準を満たすか確認する。 |
| Cr/eGFR | クレアチニン/推算糸球体濾過量。腎機能の評価に用いる。薬剤ごとに、用量設定に用いる腎機能の指標を確認する。eGFRを使う場合は、体表面積の補正がある値かどうかにも注意する。 |
| AST/ALT/T-Bil | 肝酵素/総ビリルビン。肝障害が問題なら、実測値・治療前値・推移・基準上限を示す。肝酵素だけで肝機能全体を判断しない。 |
ULN upper limit of normal | 施設の基準範囲上限。「ALT 168 U/L、ULN 40、4.2×ULN」のように記載。CTCAEの判定には治療前値も関係する。 |
| SpO₂ | 経皮的酸素飽和度。酸素を使っていない場合は室内気と記載し、使用中は器具と流量を記載。例:SpO₂ 95%(鼻カニュラ2 L/分)。 |
NRS numerical rating scale | 疼痛等の程度を患者自身が数値で表す尺度。疼痛では通常0=痛みなし、10=想像できる最も強い痛み。例:右季肋部痛NRS 3/10、歩行時6/10。患者の申告としてSに記載する。 |
バイタルの略語:T=体温、BP=血圧、HR=心拍数、RR=呼吸数。PT-INRは凝固能の指標です。数値・尺度は経時比較に役立ちますが、本人が評価した症状はS、診察・検査で確認した事実はOに記載します。